Topics
トピックス
野菜づくりのスーパーコンシェルジュ
こんにちは、ジュリアです。毎日3歳児、猫2匹とたくさんの植物に囲まれながら、仕事と育児に奮闘しています。今日はそんな奮闘の日々から着想を得たアイディアを、1つご紹介したいと思います。ゼロから野菜づくりにチャレンジ私が生まれ育った場所は中国南部にある、広西チワン族自治区の小さな町です。仕事や家庭の関係で、実家からどんどん離れていきました。遠く離れれば離れるほど、子どもの時に食べ慣れていた野菜やお母さんの料理が恋しくて・・・。いま日本で暮らしている私は、いつか実家の野菜を作って、その野菜を使って母の料理を再現しようと思っていました。今年たまたま区民農園に当選したきっかけで、野菜作りをゼロからチャレンジすることになりました。母の味を再現!でもハプニングが尽きない…野菜作り初心者のため、最初の土づくりと種まきに苦労する日々。毎週末欠かさず畑のお世話、共働き家庭もあり、週末はほとんど休めていない気さえ・・・。一方で、野菜たちがぐんと成長している様子を見て、心が満たされている自分もいました。そんな試行錯誤の末、ついに野菜の収穫に成功!来日して10年、自分で作った野菜を使って、母の味を再現することができました!↑母のレシピの再現:ズッキーニの花と茎が入ったスペアリブスープ(左)と白瓜の漬物(右)野菜づくりの楽しさを満喫している同時に、予想外のシビアなハプニングもたくさん起こりました!!6月中旬から猛暑が相次ぎ、野菜たちがぐったりになるし、週末に「よっしゃー!」と気合を入れて畑に行こうとしても、小さな子どもの体調が不安定のため、なかなかスケジュール通りに進められません。また、週一のお世話だけでは、野菜の病気にすぐ気づくことができず、気づいたらズッキーニが密集状態に。それが原因で病気が発生し株のほとんどが枯れてしまったり、病原菌が付いた葉っぱを即座に処分できず周りの白瓜にも移してしまったりと、病気の連鎖が止まりませんでした(涙)。野菜づくりをまるっとコンシェルジュこんな苦い経験をふまえて、初心者でも共働き家庭でも、誰でも気軽に野菜づくりを楽しめるサービスがあったらなと妄想をしました。準備段階から消費段階までを、「オンライン」と「リアル」でまるっとサポートする、ワンストップのスーパーアプリです。例えば、1、野菜をつくりたくなったとき【オンライン】・利用者は最寄り駅、家族構成、畑に費やせる時間などを入力。・アプリが利用者のライフスタイルに合わせて、無理なく楽しめる畑の大きさや、近隣の貸し農園・シェアファームなどを推薦してくれる。【リアル】・農園と連携し、定期的に利用者や興味のある方向けの体験会やマルシェを開催する。2、野菜づくりを始める前に【オンライン】・農園の区画にカメラを合わせると、カメラが空間を認識。農園を最大限に活用できるレイアウトから、作業しやすいレイアウトまでを提案してくれる。・利用者の健康診断結果や家族の好みと連動し、不調を改善できる野菜を推薦してくれる。・おすすめの野菜種がオンライン購入できる。自宅もしくは貸し農園まで届く。・畝づくりから野菜作りまで各段階の作業イメージを映像で公開する。【リアル】・農園で畝づくりから野菜作りまでのレッスンを開催できる。・必要な作業道具など無料で貸し出しできる。3、野菜をつくるとき【オンライン】・自宅でもいつでも野菜の様子を確認できる。・野菜の写真をアップすると、成長の様子に合わせて間引きや追肥、授粉のタイミングを教えてくれる。【リアル】・AIを駆使し、リアルタイムの温度・湿度に合わせて、乾燥エリアを給水したり、野菜の病気を検知して、薬の自動散布を行ってくれる。4、収穫のとき【オンライン】・野菜の写真をアップしたら、収穫のタイミングを提示してくれる。・種類によって、種取りの時期と方法を教えてくれる。【リアル】・各家族が食べきれない野菜マルシェを農園で定期開催。地産地消を促進する。5、料理をつくるとき【オンライン】・母が遺したレシピやオリジナルレシピを記録・保存できる。・コミュニティ内でレシピをシェアできる。【リアル】・農園で採れた野菜を使ったグルメ会が開催できる・野菜作りの地域コミュニティを活性化させるこのようなサービスがあったら、野菜づくりがますます身近になるなと思った次第です。野菜づくりには農園というリアルな場が欠かせないですが、その過程をテクノロジーでまるっとサポートできれば、より気軽に楽しめられるではないでしょうか?野菜づくりをサポートすることを起点に、作った野菜を自分の家族で食べたり、食べきれない分をそこで暮らす地域の人たちで消費したりすることで、生活が豊かになり、環境にも優しくなります。そんな人にも社会にも優しい野菜づくりができたらいいですね。
1日は8760時間になっている!?
こんにちは。NOMLABの吉武です。最近観た映画をきっかけに、「時間」と「空間」という観点から、idea seedsの場を借りて少し考察とアイデア出しができればと思います。映画「OLD」先日、友人におすすめされて、「OLD」という映画を観る機会がありました。「シックス・センス」でも有名なM・ナイト・シャマラン監督の作品です。面白い視点で楽しめる映画なのでご興味があればぜひご覧ください。映画の内容のネタバレを少しだけ含みますので、もし内容を知りたくない方は下記の※印まで読み飛ばしてください。映画「OLD」は、とある島の一部の地域で異常なスピードで時間が流れるという現象に巻き込まれた一家の姿を描いた、ちょっぴり恐怖感のある映画です。この映画の中では30分という時間が1年分に相当します。すなわち24時間その場所にいると48年の歳月が経ってしまうということになります。私はこの映画を見た際に、本映画内の時間経過の考え方は、実は現代を揶揄しているのではないかと感じました。※ここからは映画の内容とは無関係です。江戸時代と現代「私たちが1日に受け取る情報量は江戸時代の1年分」という話を聞いたことがあるでしょうか。時代の変化と共に私たちが受け取る情報量は増え続け、今では江戸時代の365倍もの情報量を私たちは浴び続けていると言われています。つまり江戸時代を基準に、情報量という観点から考えると、私たちの1日の時間は24時間×365=8760時間になっているという考え方もできるのです。「1日が48時間だったらいいのに…」なんて思ったことがある方もいるかもしれませんが、実際はそんなことはとっくに達成しているのかもしれません。そして近い将来、「私たちが1日に受け取る情報量は令和時代の1年分」と言われる時代が来ていることでしょう。脳みそパンクするわ!と思った方、実はそんなことはないのかもしれません。なぜなら人間は常に道具を生み出せる生物だからです。そうAIですよね。 昨今ChatGPTを皮切りに生成系AIなど様々なAI領域の技術革新が進んでいます。江戸時代以降、鉄道・飛行機が当たり前に使えるようになり、人間の移動時間が短縮されたことで1日の時間が伸びていきました。同様に、江戸時代に比べて365倍の情報量を浴び続ける現代以降も、人間はAIを当たり前に使えるようになり、思考時間が短縮されることで、まだまだ人間の1日は伸びていくことでしょう。正確には、時間が伸びているというよりも、生活に存在している、ありとあらゆる無駄が究極的に省かれていくということなのだと思います。目の前に存在する無駄を省き、新たな価値を生み出すというのは人間の性なのでしょう。現代における「無駄」とは?さあ、そんなちょっとだけ息苦しい時代、これだけ情報があふれている時代に、省かれていく無駄とは何なのでしょうか。私は「大衆的な情報」なのではないかと思っています。テレビのように一般大衆に対して画一的な情報を一様に届けるスタイルはむしろニッチとなり、個人に対して、過去の行動データをもとに、よりニッチに、よりパーソナライズされた情報を届けることがメジャーになってきているのではないでしょうか。TikTokやNetflixなどAIを積み込んだ多くのツールやサービスが先行して実装しはじめており、当人にとって最適なタイミングで最適な情報が提供され、興味が興味を呼び、無駄なく新たな学びを得ていく時代が到来しています。今後、情報は益々ニッチになり、興味を持っている人同士が繋がり合い、分散型コミュニティが乱立していくのだと思っています。空間という媒体におけるパーソナライズとはでは、そんな時代の「空間」とは、どんな姿なのでしょうか。パーソナライズについて、つらつらと語ってきましたが、空間は本来パーソナライズが難しい、明らかに大衆性が強い媒体です。その場にいるすべての人に同じ体験・情報を届け、コミュニケーションを生み、価値を提供します。茶室の緊張感、ライブの一体感、自然の解放感、そもそも空間という媒体自体、価値を提供する対象が多人数であり、スマートフォンのように個人ではありません。そのため、一見、提供価値をパーソナライズすることが難しいように見えます。ですが、本当にそうでしょうか。その空間に来ている人の年齢は?性別は?来ている時期は?来場時は朝?昼?夜?一緒に来ている人との関係は?この空間に来ることを決めた要因は?この空間に求めていることは?あらかじめ来場者の情報が分かっていれば、当人にとって最高のタイミングで最高の体験価値を届けられるのではないでしょうか。例えば、とあるミュージアムで日本の近代史を伝えるエリアを作るとしましょう。昭和生まれの方と令和生まれの方では高度経済成長に対する理解度や捉え方は異なっており、興味を持つ情報は異なりますよね。そうすると情報を伝えてあげる順序や届けてあげるべき情報はそれぞれ異なるはずです。もしシアターを用意するなら、あらかじめ映像を3本用意しておいて、来場者属性に応じて映像の内容を変化させてあげた方が伝えたいことが伝わるかもしれません。さらにもしかすると、近い将来、映像を生成するAIというものが誕生すれば、属性分析に応じて、無限通りのシアター映像が生まれるかもしれません。AI時代の空間の未来を楽しみにテクノロジーがまだうまく入り切れていない空間という領域だからこそ、実はまだまだ省ける無駄は存在している可能性があります。無駄という表現はあまり良くないですが、ここでいう「無駄」を省くことは、すなわち空間での体験の純度をあげていくことになります。このAI全盛期の現代だからこそ、来場に至るまでのタッチポイントや空間内のコンテンツ、提供するタイミングを来場者ごとにコントロールができるようになってきており、そんな新しい時代が来ようとしているのではないでしょうか。空間のパーソナライズに必要な情報を包括的に集めて、情報や体験を提供していくことはまだまだ難しいかもしれませんが、そんなことができるようになれば、より一層空間の価値は向上し、皆様にとってより良い時間を提供できるかもしれません。1日が8760時間の現代で、無駄なく最高の「空間」で最高の「時間」が過ごせる日を妄想しながら、そんな時代の到来を密かに楽しみにしています。そしてそんな新しい時代の一端を担っていけると面白いなと考えています。
「場」と「サービス」で出会いをつくる
こんにちは。NOMLABの金原です。一昨年の春、私は一匹の犬を家族に迎えました。それからというもの、出不精だった私が毎日朝夕に散歩し、週末にはかかさずドッグランへ。ドッグイベントや同犬種のオフ会にも参加しています。そうした生活の中で、愛犬をきっかけに自分のコミュニティがどんどん広がっているのを感じています。犬連れの方を見かければ、初対面であっても「かわいいですね!何歳ですか?お名前は?」なんて話しかけるし、ご近所さんに会ってお話がしたくて散歩の時間を見計らったりします。犬を飼う前の私は、見ず知らずの方に突然話かけるなんてことはしませんし、会話のきっかけもなかったと思います。ですが、愛犬という共通項によって私の中の人見知りの壁は消え去り、お話したい、仲良くなりたい、情報交換したい。というコミュニケーション欲があふれてきたのです。今では二回り年の離れたご近所さんと週末にイベントに出かけたり、ドッグランで知り合ったご夫婦と食事をし、映画やファッションの話題で盛り上がる仲になりました。愛犬という共通の趣味嗜好をきっかけにさらにその人自身を知り、自分が元来持っていた趣味嗜好の範囲外まで興味の分野が広がっているのを感じています。コミュニケーションが生まれる場とは?私にはお気に入りのドッグランがあります。犬たちものびのびと遊べて、飼い主同士のコミュニケーションも活発に行われ、とても居心地が良いのです。東京、千葉、神奈川や旅行先で様々なドッグランに行きましたが、コミュニケーションが活発に生まれる所と、そうでない所があることに気が付きました。それはなぜか?ドッグランという場を乃村工藝社らしく空間づくりの視点で考察してみたいと思います。まず、コミュニケーションが生まれにくいAのドッグラン(自宅から車で10分) ・ 背の高いネットフェンスや樹木により、日当たりが悪く芝の生育もまばら・ 入口が狭く奥まっているため、見通しが悪い・ ネットフェンスにより他のエリアが見渡せない・ 数少ないベンチが固まって配置されており、利用しづらい次に、コミュニケーションが生まれやすいBのドッグラン(自宅から車で30分)・ 日当たりが良く、芝がきれいに整備されている・ 入口が中央にあり、見通しが良い・ メッシュフェンスの背が低く、他エリアや外部も見渡せる・ ベンチが点在して配置され、藤棚や樹木で木陰をつくっている改めて比較してみると、色々な違いが見つかりました。Bのドッグランでは、日当たりや見通しの良さなど場の構成が快適性と安心感を生み出し、点在するベンチや気持ちの良い木陰はその場での過ごし方を提供し、居心地の良さをつくっています。「場」と「サービス」の設計が自然とその場にいる人同士のコミュニケーションを活発にしているのではないでしょうか。多少遠くてもそこに行きたいと思える価値があるのです。ドッグランという場は、地面と囲いがあれば成立しますし、空間設計としての要素は非常に少ないものです。しかし、その場をいかに居心地の良いものにするかによって、その場にいる人々の行動や感情に大きく影響するものだと考えます。ドッグランで愛犬家同士の出会いをつくるアイデア飼い主がお茶を楽しみながら犬を見守れるカフェスペースがあったり、遊ばなくなったおもちゃ等を交換できるフリーマーケットのような場があると、さらに人同士のコミュニケーションを生み出すことが出来そうです。また、愛犬家には自分の愛犬が楽しめているか。も重要な要素です。そこで、わんちゃん専用のウェアラブルデバイスを考えてみました。■アプリと連動したワンちゃん専用ウェアラブルデバイス①アプリからプロフィールを登録し、デバイスを首輪やハーネスに付ける。②デバイスを付けたわんちゃん同士が触れ合うと回数や時間、その時の興奮度などを計測し、仲良し度がわかる!③触れ合った犬の情報が記録され、飼い主はアプリからプロフィールを閲覧したりメッセージを送ることが出来る。愛犬と相性の良い子が見つかると飼い主も安心して遊ばせられるし、ドッグイベントやランへ誘うきっかけをつくります。このような「場」と「サービス」で会話のきっかけをサポートできれば、より多くの出会いを生み出すことが出来るのではないでしょうか。
まちあるきツールをもっと楽しく使う方法を妄想してみた
NOMLABの渡辺です。まちあるき系のテレビ番組を見ることと、ものぐさな散歩が好きです。目的はあまり持たずに寄り道万歳で、日々google mapでチェックしているパン屋や行ったことがないまちのスーパーに行くことが好きです。最近はおいしい肉まん屋さんを教えてもらいました。自宅からは少し遠いので、週末に行くのが楽しみな今日この頃です。そんなわけで、「ただ気ままに歩く日」もあれば、「目的地を設定して歩く日」もある散歩を充実させるならこんなものがあったらいいなという思いで綴ります。※本記事を書くにあたり、「町」と「まち」を以下のように使い分けて表記します。「町」は、人や民家が多く集まっているところ。また、地方自治体や市街の区分を表す場合。「まち」は、見た目のやわらかさや、親しみやすいイメージを表したいとき。および、人や文化なども含んで「まち」と表現する場合。それでは全1回、お付き合いいただけると嬉しいです。 「いろんなところをなんども歩きたい」いつもは当てもなく歩くこともあれば、TV番組で見た町を歩いて、まちの雰囲気に浸ったり、こんな人が住んでいるのだろうなと思いを巡らせたりすることが好きですが、人におすすめを聞いてひたすらあちこち巡り歩くことも好きです。まちあるきの魅力はたくさんありますが、風景なども含めてお気に入りの場所が増えていくことや、まちの人と交流することかもしれない。何より、自分が足を運ぶまで持っていたイメージと変わってしまうような発見があることが醍醐味だと感じています。「先週はここに行ったから今週はこっちに行ってみようかな」と心の声を漏らしたことがある人は大体この気持ちを持っているんじゃないでしょうか。近年は、まちあるきをもっと楽しくするお供として、BINGOゲームや、謎解きゲーム、人生ゲームのようなものをかけ合わせる商品や事例がたくさんあります。例えばBINGOのネタも数字の的をあけていくものではなく、いきものやまちの建物、お店のロゴ、風景の特徴など様々なモチーフを的にしているプロダクトも開発されています。どこでも見つけられそうなものが、この町ではなかなか見つからないのに、あの町では簡単に見つかったということがそこかしこで起こり得る。ゲームを通して、魅力に目を向けざるを得ない状況をも作れてしまうのがすごいところです。反対に言えば、まちの課題を見つめてもらうためにも使えそうな素敵なアイデアだと思いました。すごく面白くて私も大好きなのですが、なんとなく、用意してあるものをクリアしてしまうとそこで完了というイメージもあります。これ、もう少し面白く使ってみたいなと思います。例えばBINGOなら、「誰かが作ったBINGO」を通して、まちを知ってもいいかもしれません。ヨーロッパには“ロンリーブーケ”という、見ず知らずの誰かに笑顔と幸せをもたらすために、わざと公園のベンチや道端に「私を連れて行ってください」というメモとともにフラワーブーケを置いていく文化がありますが、まちあるき用のBINGOも、こんな風にどこかの観光施設に、BINGO作者の「だれか」が作った、おすすめのお店やメッセージが書き添えられたBINGOカードが置かれたりしても良いかもしれません。QRコードで読み取れるタイプやおみくじ風に出てくるタイプなど、どんなテーマのBINGOがでてくるかわからない仕掛けがはさんであってもいいですね。加えるなら、そのBINGOは1枚1枚違っていればなおさら面白く、何度も何度も挑戦したくなるかもしれません。とっておきの休憩場所シリーズ、おすすめのレストランシリーズのBINGOを作るなど、地域内外の様々な目線でのBINGOを作って体験しても面白いかもしれません。つまり、「誰でも簡単に作れること」というのがひとつのキーワードになるのではないでしょうか。だれかの「お気に入り」を通して、まちを楽しむUGC(User Generated Content)というマーケティング用語がありますが、「ユーザー生成コンテンツ」のことを指します。YouTubeはプロの方も一般の方も、だれでも自由に作成した動画を共有し、みんなで楽しむことができます。誰もが発信者となり得る時代に、コンテンツまでも簡単に作ることができるのなら、持続可能な発信力も望めます。まちあるきも、BINGOを通して作るとしたら、スマホアプリなどでそういった機能を簡単に作ることができれば、もしかしたらわが町自慢をBINGOとしてお披露目したり、BINGOのマスを誰かのものと交換したり、難易度の高いものをカスタマイズして作ることができるかもしれません。ひょっとすると、売れっ子BINGO作成者なんかも登場するかもしれないですね。「だれか」の目線を通してまちを楽しんだり新しいお気に入りを見つけるきっかけになったりすると、今まで抱いていたイメージと違う見方ができるようになり、散歩やまちあるきはもっと面白くなるだろうなと思います。散歩コースは自然の中や街中などいろいろ歩きますが、東京都心のような大都会も風景の移り変わりが早く、新鮮に映りますね。これからもいろんな地域や、商店街、漁港、市場をいろんな目線で楽しく歩くべく、歩きながら妄想していきたいと思います。最後に、わたしも好きな町の好きな風景や場所、モノをテーマに1枚作ってみました。どこのことかわかった方はぜひ、訪れてみてください。初夏の天気の良い時期はサイクリングもおすすめです。
生体データのアートをNFT販売したい!買いたい!
はじめまして。今年の春で乃村工藝社歴3年目に突入したNOMLABのみやはらです。今回はみやはら回の第1回目ということで、まずは簡単な自己紹介から始めようと思います。みやはらの自己紹介みやはらの特徴その1多ジャンル掛け持ちオタク!ということで何が好きかと言いますと…・某8人組男性アイドルグループ・某テーマパーク・歴史、特に幕末、特に新選組・アニメと漫画ジャンルに統一性がないですが、全部大好きです!なので、出てくるアイデアは好きなものがベースにあり、『オタクの欲望』として出てくるものがほとんどです(笑)みやはらの特徴その2人を測ったり、データを集めたり、分析したりすることが大好き!元々、トリックアートなどの錯覚がなぜ起きるのかにとても興味があり、その興味を解明すべく大学・大学院では人間工学や感性工学を専攻し、実験を行い実際に人のデータを計測して分析していました。ということで、私のことは『データ分析が好きなオタク』だと思って下さい。自己紹介も終わったところで、早速私の「生体データをアートにしたい!」というアイデアについてお話していこうと思います。突然ですが、みなさんは自分の声を見たことありますか?声とは本来聞くものであって目に見えるものではないですよね。では、みなさんのスマートフォンからボイスメモを開いて録音開始を押してみてください。どうでしょう?ボイスメモで録音すると自分の声が目で見えませんか?試しに音声の見える化を体験してもらいましたが、実は人間には目に見えないデータがたくさん詰まっています。というよりは、人間の行動はすべてデータになります。心拍や脳波など無意識の生命活動や、肉体的な運動や眼球運動など意識的な行動などすべてが特定の機材を使用することで、音声のように見える化することができます。そして人間が持つデータとは、その時その場限りの唯一無二のデータとなります。(「あの時の心拍を再現してみよう」や「あの人の筋肉の動きを再現してみよう」ということは人間には不可能です。試しに同じ波形ができるかボイスメモで試してみてください。)さらに、見える化された人のデータは保存することができ、いつでも見返すことができるようになります。つまり人間は生きているだけで唯一無二のデータを生み出し続けていて、そのデータを記録することができれば唯一無二のデータを見返すことができるようになるのです!さて、前置きが少し長くなりましたが、ここまでくると人間が持つ生体データがいかに面白くアートに向いていると気が付いてきた人も多いのではないでしょうか。人の生体データはすべて数値として書き出すことが可能です。そこで書き出された数値を元に、ボイスメモのように2Dで表したり、3Dにしたり、さらには特定の数値の場合は色を付けたり、データの形を変えて色を付けます。すると、ただの生体データが形を持った唯一無二のアート作品になり得るのです。実際に音声を指輪にするサービス(Encode Ring)や脳波をアート作品として売り買いするイベント(BWTC「脳波絵画」)もすでにあります。※ご注意・リンク先のウェブサイトは、乃村工藝社のウェブサイトではなく、当社の管理下にはないものです。 ・この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスは、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスは廃止や変更されることがあります。最新のアドレスについては、ご自身でご確認ください。 ・リンク先のウェブサイトについては、リンク先の組織・団体等にご確認ください。さあ、生体データが唯一無二のアート作品になり得ることを知ったみなさんはどんな風に生体データのアート作品を活用したいですか?私が活用したい方法はズバリ2つあります。その1乃村工藝社のプランナーとして活用したい方法:空間×個人の生体データ空間での体験を丸ごとデータ化し、その時その場所で体験した思い出を生体データアートとして保存する。同じ空間でも人によって感情や動き方は様々ですよね。訪れた人の数だけ計測してアートにできたら面白いと思いませんか?博物館や美術館の最後の物販コーナーに、ここを訪れた人の「生体データアート」が売られていて、自分自身も自分の生体データを売ることができる『生体データアート売店』スペースがあるイメージです(笑)人のデータと自分のデータを見比べながら「この人の心拍は速いから展示を見て緊張してたのかな?」とか、自分のデータを持ち帰って「あの空間での生体データを見ると筋力をたくさん使ってるな~」とか、空間での体験に紐づいた生体データをお持ち帰りしたり、他の人のデータを見たりできたら面白いなと考えてます。その2アイドルオタクとして活用したい方法:アイドル×生体データ本題はここから、と言っても過言ではないくらい実現したい活用したい方法です!(笑)コンサートで歌っている推しの音声データのアート、欲しくないですか?踊っている時の推しの筋肉の活動電位データのアート欲しくないですか?MCしている時の脳波データのアート欲しくないですか?私は欲しいです。ただのデータで配布でもいいですが、せっかくならきちんと形のあるアート作品になった状態で販売してくれたら思わず買ってしまうと思いませんか?私なら即買います。あの時あの瞬間の推しの動きを生体データアートとして閉じ込めることができたなら…!そしてアート作品として購入して手元に置くことができたなら…!作品を見てはコンサートのあの時あの瞬間を思い出すきっかけになり、体験そのものを思い出として保存できる最強のアイテムになると思いませんか!?…アイドル×生体データについては永遠に語れてしまうので今回はこのあたりで引きあげようと思います。ご興味のある方はぜひぜひ一緒に語りましょうね!
NFTは空間の体験を拡張してくれるツールだと思う
初めまして。NOMLABの林と申します。このidea seedsの発起人です。idea seeds第1号はコラムでの投稿でしたが、コラムだけではなく、動画でも情報をお届けしようと画策していました。今回はその動画版の初投稿です。私たちは日頃のリサーチや考察などデジタルに関する情報を社内オンラインサロン「NOMLABランチトーク」として、定期的に情報発信をしています。その中でも面白かった内容を5分のショート版でお届けしたいと思います。今回のテーマはNFTマーケティングについてSUSHI TOP MARKETING株式会社COOの髙橋信行氏をお招きし、NOMLABメンバーから美馬弘宜、宮原咲貴の3名でトークセッションを行いました。NFTってよく聞きませんか?海外のNFTマーケットプレイスが様々なニュースに取り上げられ大きな話題になった「NFT」。そこから音楽活動、地域創生、不動産やイベントなど、今や「NFT=アート」のイメージから大きく領域が変化していると昨今ひしひしと感じています。その中で今回の動画では「NFTの空間への導入方法」についてNFT専門家の目線、空間演出のプロデュース目線、そしてオタクの目線から掘り下げました。NFTで長く深く愛される空間へ「長さ」を表現できるNFT。その特徴は「長く持っていること」や「何度も繰り返していること」へ価値を与えることができる要素があると感じました。その要素を空間に組み合わせると、「誰よりも先に空間に行ったことがある」「誰よりも多く訪れている」という証明をNFTで可視化することができるようになります。「限られた人しか持てない証明を、自分が所持している」という特別感の提供は、空間へ足を運ぶ要因の1つにつながると思います。推しのアイドルを応援すべく、昔から何度もコンサート会場に通っているうちに「古参」という称号を取得した!みたいなイメージです。NFTはオンラインですべて完結することもできますが、空間に足を運び、リアルな体験をすることで、より「自分だけが持っている」特別感が湧いてくると思います。そして「特別感」だけではなく、「満足感のある体験」両方の提供ができてこそ、再来場を促せると思います。空間、NFT両方に魅力があってこそ、実用的な活用につながるのではないでしょうか。空間と空間の連携でさらなる拡張へオンラインの強みを生かし、別々の空間の体験も1つのプラットフォームで連携すれば、地域を超えた体験が可能となります。推しのアイドルの全国ツアーをはしごするように、1つの目的に向かって様々な地域を訪れる仕掛けを、NFTでも企画ができないでしょうか。例えば日本各地のお城をつなぐプロジェクトや新選組の歴史上の足取りを日本全国をめぐり実際に追ってみるツアーなど、長い時間をかけて地域や国を超えて楽しめるサービスを作れないかと日々楽しく想像しています。
メタバースはプロセスの可視化が面白い気がする
NOMLABの美馬です。普段はデジタルコンテンツを主軸とした企画・制作を行っています。ご覧いただけるProjectとしては、王貞治ベースボールミュージアムや徳島県立博物館リニューアルなどを担当しています。今回は最近思うことをつづってみます。時代ごとに流行りの目新しいワードが産業の気運醸成を高める役割があると思いますが、言葉先行で乱立しているように思う昨今。 「メタバース」 ゲーム市場を除くと、その成功事例は少ないのではないでしょうか。私もいくつか体験してみましたが続かなかった記憶にあります。持続可能性を考えたときに、方向性は大きく2つに分かれると考えます。1つは、大きな市場で、あらゆるターゲットに響く方向性。GAFAのビジネスように新たなインフラとして確立させることです。もう1つは、ニッチな市場でコアターゲットにより深くすることであると言えます。成功しているメタバースはどちらかというと後者が多いように思います。今回、メタバースと空間体験との融合性という点で少し考えてみました。メタバースが仮想世界・仮想空間サービスの総称だとしたときに、今の我々に置き換えるとメタバース「的」なものは日々享受しているのが当たり前の世の中になっていると考えます。特に享受するまでの「プロセス」においてでしょうか。例えば、ECサイトで注文した今の配送状況が可視化されたり、タクシーアプリや宅配フードアプリも運転手や配達人がどこにいて、いつ届くのかがリアルタイムに可視化されたサービスを享受するものが当たり前の世の中になっていると思います。ということで、なんでもメタバース作ってよいよー!と言われたら私ならこんなサービスを作りたいなということを妄想してみました。<妄想アイディア>●STEP1【テーマ】1次産業(農業・漁業・畜産)および2次加工品など【いつ・どこで】旅行の立ち寄り時の道の駅、農園、体験施設など【どうやって】地元の野菜や果樹、畜産を植えたり、放流したり。実際の体験を行います。と同時に専用メタバースのログイン権利も配布。●STEP2【その後】帰宅後、ログインすることにより、普段生活でもメタバース上で育てたり、原材料を組み合わせたりして加工物や工芸品に組み合わせていく。育ったり、加工されメタバース上で収穫・完成。●STEP3【締め括り】その後、実際に地方自治体から実際に収穫した・完成したものが届くというサービス。地域産品のプロセスをメタバース上でエンタメ化して付加価値や愛着心の醸成、継続的な関係性づくりにメタバースが生きるのではないか!そんな妄想をしている最近です。
ペットとコミュニケーションする空間
こんにちは、エレンと呼ばれているNOMLABのチャンです、自称Experience Plannerです。記念すべきidea seeds第1号をお届けしたいと思います。idea seedsとは?と疑問を持っていると思いますので、勝手に説明すると「アイディア集」と解釈しています。NOMLABのメンバーたちが日常で発想したアイディアや仕事で使わなかった提案など、気楽に発信できる場所であるといいなと思います!誰かのインスピレーションになるかもしれないのが楽しみですね!大学院では押しボタンについて研究しまして、予期せぬ体験が与えられるボタン装置を街中に設置しました。というわけで今回は押しボタンに関する、私の空想をお聞きください! SNSで話題の「言葉を使いこなす猫」中国のSNSで猫がサウンドボタンを押して飼い主と対話する動画を見るのがマイブームになっていて、その「福福」という猫ちゃんは「遊ぶ」「食べる」など主体的な言葉から「痛い」「怒る」など感情を表す言葉まで使いこなしています。私の中で、福福はただのペットとしての猫ではなく、その家族に発言権を持つメンバーの一員としてだんだん見始めました。「もはや猫じゃない、猫の妖精だ」「大学に進学させて」など私の感想と近いコメントが続々と出ています。 ペットと単語ボタンこのようなペットが「単語ボタン」でコミュニケーションする動画はTik TokやYouTubeですごく人気になっていて、「犬のボタン」はアメリカAmazonで大量に売っているといいます。動物学者などもこの行為について研究し始めています。犬や猫は本当に単語の意味を理解しているかどうか、ただのおやつに対する欲求と動機であるかどうか、まだまだ研究が必要ですが。けれどペットが「単語ボタン」を通してある程度自分の意志を伝えていることのが今までにないことであり、これから私たちはよりペットの気持ちを重視するきっかけになるだろうと信じたいです。カリフォルニア大学助教Federico Rossano博士は今後動物の権利と意識の社会議題とする可能性も上げました。 ペットと家族と押しボタンのシェアスペースが欲しい!今までの猫カフェや犬カフェの形が変わる可能性もあるのではないかと思います。動物と一緒にくつろぐ、癒しを求めることから、動物と対話できる体験になるかもしれません。ワンちゃんと猫ちゃん、飼い主家族が集まって、遊びながら交流しながらサウンドボタンを訓練するシェアスペースはどうでしょう?子供たちはバシバシボタンを押しまくり、ペットと家族がゆったり過ごせそうな時間になりそうです。また、トレーニングすることにより、ペットと徐々に対話でき、家族の一員として接する意識が深まっていき、将来的にペットは新しい存在となり、新たな社会価値を与えられるだろう、と予想しています。